2014/7/29(火) 「淡路島の玉葱を守る~農業で子供を大学へ~」

2014年7月29日(火)

「淡路島の玉葱を守る~農業で子供を大学へ~」

農業生産法人 有限会社新家青果 代表取締役 新家春輝氏

私は農家でもあるのですがもともとは卸で、14年ほど前に農業に参入しました。新家青果は私で3代目です。今日は、淡路の玉葱の現状をお話ししたいと思います。現在、淡路の玉葱はブランドといわれていますが、その生産量は昭和60年を境に減り、現在は当時の半分以下となっています。ブランド物は高いというイメージがありますが、いろいろな手間暇がかかっているから値段が上がってしまうのであり、実際のところ農家はそんなに儲けがないというのが事実です。

 

玉葱栽培は、種まき→定植→収穫という過程をたどり、収穫した後は昔ながらの天日干しでたまねぎを2~3ヶ月自然乾燥させます。乾燥させると中身の水分が少し抜けるので、甘みが増します。綺麗な黄金色をした玉葱は淡路島ならではで、良く乾燥し、栄養・甘味がたっぷり詰まっている証拠です。ピーク時の半分になってしまった淡路島の玉葱生産量を回復させること、農家所得を向上させていくことが新家青果の課題です。「おいしい」「安全」にもっと特化し、付加価値のある商品を作ることがその解決策の一つだと思います。そこで新家青果がやっているのは、まず有機栽培です。有機栽培は、安心・安全だけじゃなく「おいしい」とも言われますが、それは有機栽培だからおいしいのではありません。野菜本来の味がしっかり出ているからだと思います。野菜というのは、隣同士の畑で作っても同じ味にはなりません。作る場所や人、方法によってばらつきが出てきてしまいますが、淡路の玉葱に期待を持って買ってくれた人をガッカリさせたくありません。そのような期待にしっかりと応えていきたいと思いながら玉葱を作っています。

 

今後の目標は、「農園で生産者のモデルになりたい」「G-GAPで世界に通用する玉葱を作る」「加工とこだわりの玉葱で日本一になる」などたくさんありますが、まずは他の農家の方に自分の真似をしたいと思ってもらえるような農業をしていきたいと思っています。